選択されるフォントの選択や文字組の方法は変わると思うので、
あくまでもローカルルールについて、基本的なことを述べていきたい。
(テーマが壮大なので、今後も加筆・修正の予定)
最初に「見出し」と「本文」について考えてみる。
フォント選びは、単にどのフォントを使うかではなく、
字間・行間・段落の大きさ・本文と見出しの大きさの差といった
パラメータの設定も同時に必要となる。
それぞれのパラメータは最初から「これ」って決め込めたらいいのだけれど、
実際には、調整を繰り返しながらモアベターを追う感じで、
ある程度の決めごとをしておいてから、
文字組全体を意識しながら、試行錯誤もまじえつつ
テキストを配置しながらレイアウト作業の中盤位まで変化・調整を繰り返す。
印刷物やWEBなど、参考になるものがあれば
その共通項を探しながら、より相応しい表現を求めたいところだ。
ある程度の決めごとの指針とするのは、
1)ゴシック系か明朝系か。
まるっきりどちらかにするか、ハイブリッドにするか。
ハイブリッドにする場合はどちらの割合を多くするか。
2)本文と見出しの大きさ
本文の文字サイズを基本に、見出しのサイズを決めていくのだけれど
チラシのような、見た目のインパクトが必要な媒体の場合は
その差はとても大きく、また、一定サイズにならないことも多く
そういった数値で決めにくい場合は、
本文との大きさの差をどれくらいの段階をつけていくか、を考える。
3)ライトかヘビーか。
一般的には見出しは、太いフォントを使うけれど、
細いフォントを使って、あしらうこともある。
本文は可読性をどこまでもたせるか、がポイントになる。
とても細いフォントを使った本文だとしても、大きさが一定以上有れば良い選択になるかもしれない。
手書き文字のように、多少読みにくい文字でも、表現によっては相応しい選択になる。
ライトかヘビーかは、そのことだけを考えるのではなく、
2)の大きさと同時に考えることで、その時々の最適解へ近づきやすい。