様々にルールが決められているフォントサイズですが、
DTPにおいては、本文は通常8.5pt位、
ちょっと高めの年齢層をターゲットとする場合は、
10.5pt位がよく、
行間はその1.5倍位を標準としています。
WEBの場合は、
日本語の場合、12px〜14pxあたりを
本文サイズにしていることが、ほとんどです。
本文のサイズと見出しのサイズのバランスが良いと、
誌面(画面)の整理がつきやすく、
見た目的にもメリハリが出て、見やすくなります。
いわゆる「カッコいい」レイアウトでは、
このメリハリがよく計算されています。
見出しのサイズを決めるのに、
大見出し、中見出し、小見出し、
と3つのサイズで考えて、
それぞれ本文サイズから
一定の比率でかけ算し、ポイント数を求めます。
DTPでは誌面のサイズが最初に決まるので、
その誌面のサイズ、また誌面までの見る距離や
閲覧する状況(どのような場所で見られるか)を
含めて本文サイズを決定してから、
見出し用に掛ける数値を
通常は130%〜150%あたりで設定します。
WEBでは、本文サイズはほとんど決まっているので、
見出し用に掛ける数値を設定します。
掛ける数値に関してですが、
誌面を手にとってみるサイズ(例えばA4とか)の場合と
少し離れて誌面を見るサイズ(例えばB1ポスターとか)の場合では、
同じ掛け率を使っていると、
A4サイズの誌面をそのままB1に拡大したかのような感じになり、
見た目のインパクトも少なく、せっかくの誌面の大きさが活かせないので、
見た目にバランス良く、しかも、ブロック分けとしての、
見出しの役割が、よりわかりやすい(伝えやすい)ように、
掛ける割合(数値)を、変化させます。
また、度合いの変化をルールに沿って行うと、
設定しやすくなります。
変化の度合いには、
等差と等比がよく知られています。
「等差」
×1、×2、×3、×4、×5
「等比」
×1、×2、×4、×16、×64
しかし
等比も等差も、上記のような状態では、
実際の誌面において、まず使えない変化なので、
より使いやすい変化を考えます。
「等比(マイルドな数値変化)」
| 【1.1倍】 | ×1.10 | ×1.21 | ×1.33(1.331) | ×1.46(1.4641) | ×1.61(1.61051) |
|---|---|---|---|---|---|
| 【1.2倍】 | ×1.20 | ×1.44 | ×1.72(1.728) | ×2.07(2.0736) | ×2.48(2.48832) |
| 【1.3倍】 | ×1.30 | ×1.69 | ×2.19(2.197) | ×2.85(2.8561) | ×3.71(3.71293) |
| 【1.4倍】 | ×1.40 | ×1.96 | ×2.74(2.744) | ×3.84(3.8416) | ×5.37(5.37824) |
| 【1.5倍】 | ×1.50 | ×2.25 | ×3.37(3.375) | ×5.06(5.0625) | ×7.59(7.59375) |
▼本文サイズ8.5ptの場合【1.3倍】
・小見出し:130%(8.5pt × 1.30 =11.05pt→11pt)
・中見出し:169%(8.5pt × 1.69 =14.365pt→14.3pt)
・大見出し:219%(8.5pt × 2.19 =18.615pt→18.6pt)
▼さらに変則的に、同じ【1.3倍】でも、
一つか二つ飛ばしにすることで、より変化をつけたりします。
・小見出し:130%(8.5pt × 1.30=11.05pt→11pt)
・中見出し:219%(8.5pt × 2.19=18.615pt→18.6pt)
・大見出し:371%(8.5pt × 3.71=31.535pt→31.5pt)
【memo】
見出し用に掛ける数値設定も重要ですが、
それ以上に必要となるのが、
フォントサイズの管理と徹底です。
チラシなど、スピードが求められる制作においては、
徹底することは難しいこともあるのですが、
基本は、
フォントサイズ=誌面(画面)での役割分担
と、考えて、
本文・見出しと、同じサイズにしていくことが
より整理の行き届いた、レイアウトに繋がります。
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