「こことここに違う色をつけるのはどうでしょう?
はっきりして見やすくなるのでは?」
と、色数を増やすように、投げかけを頂くときがあります。
チラシ(ペラ物)なのか、パンフレット(ページ物)なのか、
といった、製作物、媒体の種類や位置づけによっても異なってくると思いますが、
基本的には色数は絞る方向で考えて頂くようにしています。
デザインを料理に例えて説明することが多いのですが、
いろんな味が入って楽しい、とか
複雑で濃厚な味、とか
種類豊富に味が混ざっていると、時にいい感じの場合もあると思いますが、
それは、メインの味を邪魔しない程度の隠し味とか、アクセントとか
いい感じのバランスに思うときは、大体はそういったものであると。
例えば、爽やかライムとラズベリーのフレーバーに
かつおだしの味がほんのりする、味噌付きナメコが
つぶつぶ入っているアイスクリームが、仮にあるとして、
それは、ひょっとすると美味しいのかも知れないけれど、
一般的には、どちらが主なのか分からないくらいになってしまっている
不明瞭な味は受け入れられにくいと思います。
余計な雑味は主たるテイストの主張を鈍らせます。
シンプルで全体の調和がとれた状態のものを、まずは基本において、
そこに必要に応じてアクセントを加え、豊かな味にする。
という、控えめなバランスが必要だと思います。
もっと掘り下げていくと、本質的な部分で、
「わかりにくいものより、わかりやすいものが好まれる。」
というところに繋がるのだろうと思います。
お好みやご希望をクライアントが強くお持ちの場合は、
ご意向に沿えるように、色数を増やすときもあるので、
デザインの基本的な考え方としてお伝えしていることです。
【デザイン(WEB・DTP)の最新記事】



