なんとか天気は持ちそうだったので、
お彼岸に行けなかった墓参に出かけたその帰りに、
ランチに寄った初めてのカフェでの出来事、というか感じたこと。
古民家を活用したカフェで、テーブルが5つ、カウンターが10席ほど。
カウンターには、カフェのなじみ客と思われる4、5人が座っていた。
個人店ならではのなじみ客は、めずらしくもないのだけれど、
こちらへの視線を感じたからなのか、
その人達から発せられる雰囲気に妙な違和感を感じた。
我々は子どもを1人連れていたけど、
騒ぐこともなく、座ってスマホでゲームしてたし、大声で話すこともない。
迷惑になるようなことをした覚えもないし、
お店の人に無理難題的なごり押しをした記憶もない。
けれど、なんだろ、この違和感。
と、食事をすませた後すぐにお店を出た。
その違和感が自分的にはフレッシュだったので、
車を運転しつつ、妻と話しをしながら分析してみた。
違和感を感じた大きな原因は、
なじみ客?の1人と、何度か視線があったけれど、
異質なものを見るような表情をしていたように感じたからなのか。
イスを横にして壁を背にして座り、
カウンターにひじかけしながらタバコをくゆらせている姿に
嫌な印象をもってしまったからなのか。
カウンター越しにお店の人と話している
なじみ客たちから発せられるオーラが、
明らかに我々と場の空気が違うのを感じて
なんとなく居づらい気持になったからなのか。
(お店の中の人、ましてや初めてはいったお店で談笑する気はないし、
どちらかというと、慣れていない人との世間話は苦手だから
なじみ客のことを羨ましいとかは全く思わない。)
ある仮説を立ててみる。
自分と異質なものを感じたときに、
防御のオーラめいたもの、目に見えない障壁を出すのかもしれない。
それは、ちょっとした表情、仕草、姿勢、口調などから、咄嗟に総合的に感じるものだ。
オーラは双方お互いに出てて、反応しあった結果、違和感を生じる、と。
いずれにせよ、第一印象からくる思い込みの産物なのだろうけれど、
改めて考えてみると面白いものだ。
そもそも、そのお店には自分がカフェに求めるオリジナリティは感じたけれど、
ほっこりする温かみや、ちょっとしたかわいい感じ、ウェルカムな感じはしていなかったかも。
単純に、自分と波長やテンション具合があっていなかったのだろうとは思う。
なじみ客のスペースと、新規客のスペースを
どう配置し区切るか、目線、導線をどうするかは、かなり重要で、
新しいリピーターを増やすポイントになるのかな。
なじみ客にステイタスを感じてもらいながら、
新規客が入りやすい状態になるよう配慮する、という考え方。
両立しないのかもしれないけれど、
今回のような違和感を感じないお店の方が圧倒的に多いから、
たぶん、可能なことなんだろうな。
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